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顎関節症、早期発見が大切

 顎関節に違和感を感じている人は少なくない。ただ、痛みが無かったり日常生活に支障をきたさない程度であれば、多くの人は医療機関へ行かずに、そのまま放っておくだろう。

 

 顎関節症とは病名ではなく、顎関節炎や変形性顎関節症などの疾患や、顎関節の動きにともない異音が生じたり、口を開けづらかったり、開口時に顎関節に痛みが生じるなどの症状の総称である。そして、口の開け閉めに作用する筋肉や靭帯の症状を含める場合もあるとされている。

 

 やっかいなのは「痛みがなく、日常生活に支障がない」状態である。そうでなければ医療機関へ相談に行くだろう。

 

 症状が徐々に悪化し、いよいよ日常生活に支障が出始めた頃に医療機関で相談したところ、「どうして、ここまで放っておいたの?」なんて言われたことがある人もいるのではないだろうか。

 

 ではどのようなセルフチェックがあるかというと・・・・

 歯の噛みしめグセ/歯ぎしり/食べ物を噛むときの左右のかたより/顎関節周辺部(耳たぶの前あたり)の圧痛/こめかみを指で押したまま口の開閉動作で痛み/下顎角後ろ(耳たぶの下周辺)の圧痛/口を開いて、示指から薬指を3本そろえて、上前歯で人差し指、下前歯で薬指を挟んで入れられるか(脱臼に注意。無理は禁物)/虫歯の放置/歯の噛み合わせ。

 などがある。

 

 なお、これらのチェックで顎関節症と決めつけたり疑うものではなく、あくまでも健康状態の確認程度だ。ただ、痛みが強かったりするようであれば医療機関に相談することをすすめる。

 

 ちなみに、顎関節症の相談は、まずは歯科医がいいだろう。また、顎関節症の症状によっては鍼灸治療もおすすめであることはあまり知られていない。

 

 とにかく、何か違和感があったら、まずは医療機関や鍼灸師に相談することをおすすめする。顎関節症に限らないが、身体に生じる違和感のほとんどは、放置して良い事はほとんどないと思ってよいだろう。

 

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