痛みとは、科学技術の進歩によって、その度合いを他覚的にもある程度推察できるようになってきているとは言われるものの、未だに当事者にしか分からない感覚と言えます。
鍼灸治療を受ける患者さんには、病院の検査結果で「異状なし」と言われた人も少なくありません。薬を処方されたり、場合によっては「気にしすぎは良くないです。ストレスも原因になります。」と結論づけられた人も実際にいるのには驚きます。
さて、「モヤモヤ血管」なるものをすでに知っている人もいるでしょう。
テレビ・ラジオ・書籍などでも知られる現役医師の奥野祐次先生が提唱し、カテーテル治療によって多くの患者さんの悩みを解決しています。
”原因不明の慢性痛” ”痛みを客観的にとらえる”といった痛みの研究については、現代医学でも完全に解明されていないことが多いばかりか研究もあまり進んでいないといった現状を知る機会がありました。
それ以来、東洋医学とシンクロさせることができ、鍼灸やマッサージ治療にフィードバックできる部分に絞って独自に痛みについて勉強を続けています。
どういうタイミングだったか覚えていないのですが、ある時に出会った一冊の本こそ、奥野先生が執筆された書籍「長引く痛みの原因は、血管が9割(ワニ・プラス発行、ワニブックス販売)」でした。
奥野先生が行っているカテーテル治療が保険適用になって一般化したら、鍼灸師の仕事が激減してしまうのではないかとすら感じるほど、慢性痛とモヤモヤ血管(異常血管)のメカニズムや治療実績であることを知りました。
諦めかけている辛い慢性痛に悩んでいる方は、参考にしてみてはいかがでしょう。
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