· 

ジャニー喜多川氏、くも膜下出血で入院中

 ジャニーズ事務所は1日、同事務所社長のジャニー喜多川氏(87)が解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血により入院中であることを発表した。複数のメディアが一斉に報じた。

 

 ジャニー喜多川氏が体調不良を訴え、6月18日に都内の病院に救急搬送されていたことは、翌日にはマスコミ各社が報じていたものの、その後の追加情報に乏しいばかりか、憶測や推測を含めた”ネット情報”が拡散されていた状態が続いていた。

 

 ジャニーズ事務所からの正式な発表により、一部で拡散されていた悲しい情報が事実ではなかっただけでも安心した人は、さぞかし多いことでしょう。

 

 ジャニー喜多川氏なくして日本のエンターテインメントは語れないと言っても過言ではないほど、一般人の私たちですら知るほど大きな存在であり、まだまだお元気でいていただきたいものです。

 

 筆者の世代でジャニーズ事務所といえば、たのきんトリオの思い出が大きいです。女子ばかりでなく男子の間でも「トシちゃん派、マッチ派、ヨッちゃん派」に分かれていました。その後もシブがき隊、少年隊、光GENJI、男闘呼組・・・ほか、今日までに多数のアイドルを誕生させてきました。

 

 こうやって振り返ると、当時は今以上に男子フアンも多かったかもしれません。

 

 ジャニー喜多川氏は解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血と報じられていました。脳血管障害全体の10~15%にあたると言われています。

 

 一般的な症状としては激しい頭痛が突発的に生じ、その痛さは「ハンマーで後頭部を殴られたような」などとも表現されるほどです。吐気や嘔吐をともない、診断時に意識があれば頭痛が起きた時間を言えるほど突発的であることも特徴のひとつと言われている。

 

 診断はCT検査が行われ、腰椎穿刺により血性髄液およびキサントクロミーの有無が確認されます。キサントクロミーとは、クモ膜下出血で血液が髄液内に混じり、髄液が黄色に変色することをいいます。

 

 筆者の知人の男性に、40歳後半でクモ膜下出血になった人がいます。決して珍しい疾患ではありません。

 

 マスコミだけではなくネットユーザーも含め、ジャニー喜多川氏が治療に専念し、所属タレントの方々も安心して仕事ができるように、静かに見守ってあげるといいように思います。

 

【関連リンク】

社会-話題

爆問 太田氏、右側頭部強打から復帰

ケーシー高峰さん死去…肺気腫で

堀ちえみさん 食道がん公表、重複ガンの可能性

内村航平選手、肩痛める…体操選手のケガ