不妊の原因は男性側と女性側で、ほぼ半数ずつとの研究報告があることは、以前のブログ「不妊検査・治療と妊活は男子も! 鍼灸も試しては?」でも記しました。
男性側に問題がある場合、主に「造精機能障害」「精路通過障害」「性機能障害」がよく知られている。
造精機能障害とは射精された精液中に精子が少なかったり見つからなかったりするもので、原因が特定出来ない特発性もあり、原因のすべてまでは解明されていません。
精路通過障害は精路通過障害とは精巣でつくられて精子が射精されるまでの通り道でつまっていたり通過障害を招いている状態です。
性機能障害はいわゆる勃起障害や射精障害に大別されて呼ばれるもので、原因は精神的なものや機能的なもの、ならびにそれらが複雑に絡み合っている場合もあるのです。
これら3つの障害は病名ではありません。各々の障害を招く病名が複数存在するものもあります。
鍼灸治療で効果に期待ができる代表的な障害は性機能障害です。性機能障害の中でも原因が特定できないもので、精神的やストレスが原因と考えられているものです。
また、勃起にかかわる神経を刺激することも行われています。
女性不妊治療における鍼灸治療では、骨盤腔内の血行促進を目的にした施術が中心になるケースが多いですが、男性にも同様の効果があるのではないかと筆者は考えています。
鍼灸やマッサージも対策の一つになるのではないでしょうか。
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