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美容鍼で気分もスッキリ

 美容鍼を受ける患者さんの目的は、スキンケアに主眼を置く、文字通りの”美容”ばかりではありません。

リラクゼーションや気分転換に効果を実感して通われている方も多いです。

 

 東洋医学の”経穴(ツボ)”や”経脈”の観点でとらえると、美容鍼による顔面部の施術はからだ全体に影響を与えます。

 

 たとえば美容鍼で鍼を刺す代表的なツボのいくつかは胃、膀胱、大腸、小腸、胆などの人体の臓腑の「腑」につながる経脈に属します。

 

 また、特定の経脈や経絡には属さないものの、ツボそのものが何かしらの効果を有する”奇穴”というものも存在し、それらには陰陽のバランスを整えたり、神志や心神といった人体の機能の調整(現代的に例えると精神状態や自律神経の調整というと理解しやすいですかね)につながります。

 

 肉体や精神の健康と美容は関わりあっているものです。

 

 東洋医学的に考えると、美容鍼が心身のコンディショニングにもなるということを理解していただけるのではないでしょうか。