「ドクターショッピング」にご注意

 ひとつの医療機関における診断や治療に納得できず、次々とまたは並行して複数の医療機関を渡り歩くことを通称「ドクターショッピング」と呼ばれることがあります。

 

 なかには、医療機関だけではなく鍼、マッサージ、整体、接骨院、カイロプラクティックなども含めて渡り歩く人もいます。

 

 医療機関でレントゲンなどの画像検査や血液検査などで異常が見当たらない、原因が特定しづらい症状でお悩みの場合で、一カ所の医療機関や治療院による治療や処方された薬では改善の兆候が見られなければ、他をあたるというのは間違った判断ではないこともあります。

 

 それはどちらかというと「ドクターショッピング」というよりも、「セカンドオピニオン(他の見解を聞く)」に近い意義があるからです。

 

 筆者が考える(あくまでも自論ですが)、ドクターショッピングの最大のデメリットは「何も効果がない → 失望感 → さらに気になってくる」といった負のスパイラルです。

 

 筆者の経験上、独自に唱える鍼灸、マッサージ、整体、接骨、カイロプラクティックなどの代替医療における「ドクターショッピングの定義」は以下の3つです。

 

1.直近の施術から7日以上経過した後に同じ症状が再発して「別の治療院や術式などで治療を受け直す」を繰り返す。

2.直近の治療院で受けた指導(体操、運動、飲食、姿勢や睡眠など生活習慣・・・etc)を守らずに3日以上経過後に症状が再発し、「別の治療院や術式などで治療を受け直す」を繰り返す。

3.1つの治療院や1人の施術者による、1度だけの施術で効果を判断して「別の治療院や術式などで治療を受け直す」を繰り返す。

 

 施術者との相性も大切な治療要素になるため、それは別の話しとして、施術効果だけに焦点を当てた場合、1度の治療で劇的かつ永久に愁訴がなくなる(完治する)というのは、病院ですらなかなか難しいと思います。

 

 ではおよそ何回ぐらいの施術でその治療院や術式が自分に合っているか否かを判断すると良いか? 

 

 明確な定義や回答はありませんが、筆者が質問された時には次のように答えています。

 

 「長期的な視点で改善していきたいとお考えなら、今日から1週間以上の期間を空けずに1カ月間(合計で最低4回)施術を受けられることをおすすめします」