筋肉を「増やす・鍛える」の大切さ

 年齢を重ねると筋肉量が減り、筋力が低下するのはやむを得ないことです。

 

 ただ、何かしらの取り組みをすることで、低下の進行スピードを緩やかにします。

 

 QOL(生活の質)の維持向上を考えると「何か」した方がいいのは言うまでもありません。

 

 具体的な目標があると取り組み方も違うでしょうが、「現状維持」を目標に掲げてもいいのではないでしょうか。

 

 筋肉でも特に鍛えやすいと考えられているものには、意識的に動かすことができる骨格筋があります。さらに、その中でも皮膚に近い部分にある表層筋(アウターマッスル)があります。

 

 一方で鍛えにくいとされている筋肉に、姿勢維持や臓器を支えるなど主に体幹保持といった作用に重要な深層筋(インナーマッスル)があります。

 

 ただ、「これから始めよう!」という人は、まずはその気持ちを大切にして、あまりアウターマッスルとかインナーマッスルなんて考えなくていいと筆者は思います。

 

 筋肉量を増やすことは「パワーアップ」「シェイプアップ」だけではなく、「基礎代謝向上」「体内の水分保持量」「マイオネクチンの産生促進」「血液の循環促進」で有益なのでスポーツや美容だけでなく、リハビリ、治療、介護など幅広い分野で注視されています。

 

 運動そのものが億劫という人や体を自由に動かせない状態にある人の場合、EMSを使うという方法もあります。EMSとは「Electrical Muscle Stimulation」の頭文字で、皮膚を介して電気で筋肉を刺激し、意識とは関係なく筋肉を動かすことで筋肉トレーニング効果が期待できる機器のことです。

 

 医療の現場では主に運動機能の回復を目的にしたリハビリテーション(物理医療)として。介護施設では筋量低下抑止や血行促進などを目的に。スポーツの現場では筋力アップのトレーニングで取り入れられています。美容業界ではシェイプアップや痩身の効果が期待できるとして用いられたりします。

 

 どんな方法にしても、継続させて生活習慣のひとつに組み込むことが大切です。無理なく続けられる自分に合う方法を見つけてはいかがでしょうか。