世界的には「遅れをとっている」と言われることがある日本における新型コロナワクチン接種ですが、「安全性を見極めるうえで慎重になっている」「混乱を招かないようにしっかり準備を整えている」ととらえれば、あまり後ろ向きに考えなくていいと筆者は思います。
現在メディアで報じられているスケジュールによると、スムーズにいけば今週末には新型ワクチンの「第一便」が日本に届き、来週には厚生労働大臣の承認を受け、今月末までには医療従事者(1万人対象)へ先行接種が開始されるそうです。
ワクチン接種を歓迎する人とそうでない人がいるのが現実で、医療従事者であっても躊躇している人がいるというのは当然でしょう。
ワクチン接種は義務ではないので、個人の判断に委ねられます。他人が無理強いするものではありません。
すでにワクチン接種がはじまっている他国での生じているトラブルや副反応といった速やかな情報開示を習い、日本の政府と行政に対しても「正しい情報の速やかな公表」を期待しています。