新型コロナウイルスの感染拡大にともなう、2度目の緊急事態宣言が「一部地域を除いて延長される見通し」と各メディアが伝えています。
感染状況は概ね減少傾向ととらえてよさそうですが、重症者や入院待機者など医療状況を考慮すると、延長はやむを得ない判断と思っている人は少なくないでしょう。
一方、生活のことを考えると経済活動を速やかに正常化して欲しいと願う人が圧倒的多数なのは当然ですが、未だに治療薬はおろかワクチンの接種計画も進行中なので、自粛が解除されても安心して外出できる状況にはありません。
ウイルスの特性(ヒトを仲介して広まる)や英国で流行中の変異種の潜在的な市中感染疑念などの不安材料が払拭できない現時点では、まずは感染者数を限りなくゼロに近づけて、感染経路を追えるぐらいまでに抑え込むのが得策ではないでしょうか。
それにしても、国民に不要不急の外出を控えるように訴えている政治家による「会食」「銀座のクラブ訪問」「ウソの説明」には呆れるどころか、憤りを感じています。
そもそも、昨年の暮れに総理自らが「はしご会食」をしたり、大物政治家と呼ばれるような議員らが人数や場所が違えど会食をしているところをマスコミにすっぱ抜かれているわけですから、政治家全体では氷山の一角にすぎないのかもしれませんね。
政府は営業および外出の自粛要請に対する補償をしっかりし、それこそ国民におしめしいただかなくては困りますね。