新型コロナウイルスの感染拡大にともない、2度目の緊急事態宣言が発出されてから2週間を経過しました。
感染者数は一見「微減」にも見えますが「減少傾向」といえる状態ではありません。そこにきて、昨秋から英国で広まっている変異種は感染力が強いだけでなく、死亡率を高めているのではないかという研究報告が多くのメディアで報じられるとともに、「すでに日本国内でも感染者が増えているのではないか?」と懸念する推測も伝えられています。
当院における新型コロナ感染予防対策について紹介しますと、「同業種としては最高レベル」と自負しています。ちなみに、患者さんのコンディションチェックには以下があります。
(接触型体温計の併用)
・非接触型体温計は衛生面や感染リスクを抑えるうえで重宝されていますが外気温や衣類、運動後などの環境要因に左右されます。飲食店や百貨店などで異常な低体温が表示された記憶がある人も少なくないでしょう。当院では、体温の極端に低く計測された場合には、昔ながらの脇の下で計測する接触型の体温計で計測します(アルコール消毒したうえでは当然です!)。
(パルスオキシメーターの使用)
・初回の体温計測値が37.0℃以上だった場合、環境要因も考えられるため約5分以内に追加で2回計測します。合計3回とも37.0以上であれば施術をご遠慮いただきます。1回でも体温が37.0℃を下回ったとしても、36.8℃以上であればパルスオキシメーターを使って血中酸素飽和度を測定し、96%以下であれば施術をご遠慮いただきます。
新型コロナウイルスの特徴に、感染しても「無症状」があげられます。体温がそれほど高くなくても「肺の機能が低下している場合がある」と、TVのワイドショーで専門家が言っていたのを聞きました。特に、肺疾患の既往歴がある人の中には、日常的な肺の機能低下に慣れていて、自身では血中酸素濃度の低下に気づかないという人もいるそうなのです。
その他、当院ではどのような対策をしているかについては、「新型コロナ感染症対策」のページをご覧ください。