美容と健康、油断しがちな冬対策とは

 夏になるとドラッグストアの店先に並ぶ代表的な商品といえば「日焼け止め」「ミネラルウォーター」がありますが、冬になると店内に移されて商品数も少なくなります。

 

 たしかに、冬の紫外線対策や水分補給の意識が夏ほど高くはないものですが、紫外線はいつも存在するし、水分もしっかり補給してあげないと失っていくものです。

 

 人体で最も水分を貯めているのは筋肉だと考えられています。さらに筋肉には、血管内の水分を循環させるポンプの働きも担っています。ですから、筋肉の機能は運動だけでなく、水分を「貯める」と「運ぶ」という働きもあるのです。

 

 すなわち、筋肉をつけるということは、それだけ貯水力と運搬力を高めるということになるのです。おまけに、美肌効果が期待できるといわれているホルモン「マイオネクチン」も分泌するのですから、美容と健康には大切です。

 

 効率的に筋肉をつけるうえでは、人体の筋肉の約70%が存在するといわれている下半身がいいでしょう。下半身の筋肉は、重力に抵抗して血液を効率よく心臓に戻すためのすポンプ作用としても大切です。