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コロナ禍の年末年始、通院の判断

 英国で発表された、感染力が高まっているとみられる変異種の国内感染者が相次いでいます。

 

 日本でも全世界を対象にした外国人の新規入国停止がはじめられ、警戒感が高まっています。さすがに年の暮れということもあり、百貨店やスーパーはそれなりに混み合っているようです。

 

 冬は体調を崩しやすい季節だけに、例年以上に注意が必要です。

 

 新型コロナの感染者数が増加傾向にあり、多数の地域で医療機関が逼迫しているのは周知のことで、年末年始にかけては地域の基幹病院や新型コロナウイルス感染者を受け入れる医療機関への負担を軽減すべく、多くの個人院などが協力体制で臨むようです。

 

 一般市民が協力できることは、新型コロナウイルスの感染対策はもちろん、カゼをひいたり、ケガをしないようにすることです。

 

 そして、「年末年始に医療機関が営業している理由と目的」をしっかりとふまえ、何でもかんでも「診療しているから診てもらおう」「営業しているならリハビリを受けよう」といった行動は慎むべきでしょう。

 

 さらに、そもそも医療機関を頼る人は、何かしらの疾患をかかえていることが考えられることを推察すると、院内での感染というリスクも念頭にいれるべきでしょう。

 

 逆に、高齢者や基礎疾患がある方の場合、報告されている新型コロナウイルス感染の初期症状が見られたら、すみやかにしかるべき機関へ相談したり、診察を受けるべきでしょう。こういった方々の場合は、状態が急変のリスクを忘れてはいけません。