腰の痛みが下肢のマッサージで和らぐことがあります。特にギックリ腰など突発的な痛みが生じた直後は、強い炎症の可能性があるため、腰部を直接マッサージをしない方がいい場合もあります。そういう時には下肢のマッサージを試してみることをおすすめします。
ギックリ腰は原因が特定されないことも珍しくなく、筋・筋膜・靭帯などの損傷なども一因になっているのではないかと考えられています。また、そもそも別に存在していた原因が何かのきっかけでギックリ腰という症状になって顕在化する場合もあるという医師もいます。
いわゆる「背骨」の腰からお尻にかけての部分の腰椎や仙椎から出ている神経の一部は、大腿(太もも)から下腿(膝下)を通り、足先までつながっています。腰痛で整形外科の医師の診察を受けている時、下肢の症状を聞かれることがあるのはそのためです。
神経を刺激する原因と場所によって下肢の前面・側面・後面など、症状が現れる部分が異なります。
なお、急性の痛みが強い時に「お風呂に入って温める」という人がいますが、炎症を起こしている可能性があるため、温めることで症状が悪化させてしまう場合があるので注意が必要です(今振り返ると、筆者自身もお風呂で温めてしばらく時間が経ってから、痛みが強くなってしまった経験があります)。
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