自律神経の乱れ、鍼やマッサージをためしては?

 自律神経は自分の意思とは関係なく働き続け、呼吸や血液循環や体温調節ほか生命維持には欠かせない働きがあります。

 

 「自律神経」でネット検索をすれば膨大な情報がヒットするので、あえてここでは詳細な解説はいたしませんが、自律神経は自動車の運転操作に例えられることが多く、交感神経は「アクセル」で副交感神経は「ブレーキ」などと言われます。

 

 これは実に分かりやすい例え方で、交感神経と副交感神経が拮抗関係にあることが理解できるのではないでしょうか。

 

 自律神経は環境の影響を大きく受けます。例えば気温が高い夏は、室外は炎天下の猛暑でも一歩クーラーが効いている屋内に入ると、寒く感じるほど温度が低く設定されているなんてことも珍しくありません。これでは、体温調整をはかるために自律神経は大忙しです。さらに血管の拡張や収縮にも作用するため、血液循環にも影響を及ぼします。

 

 身体のバランス調整が乱れると頭痛や首・肩こり、倦怠感などの原因にもなります。また、熱帯夜で良質な睡眠がとれないと日中の生活に影響を及ぼすのは言うまでもありませんが、だからといってクーラーをかけたままだと温度設定や風向き、さらには就寝着や掛布団によっては体を冷やしすぎてしまい、これもまた関節痛などの原因にもなりかねません。

 

 重ね着をすることで体温調整の負荷をわずかでも軽減できる冬とはちがい、夏の暑さ対策は限定的になってしまうだけに、熱中症といった危険を意識せざるを得なくなります。

 

 衣服ひとつとっても、色・形状・着方などのちょっとした工夫だけでも冷却効果があるという報告もあります。そして、時には鍼やマッサージなどで全身のバランス調整をはかるなどしてみてはいかがでしょうか。

 

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