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新型コロナ、優先順位を考えて

 新型コロナウイルス(COVIT-19)の感染者数が再び増えてきています。この状況を「未だに第一波」「第一波の余波」「第二波の予兆」「第二波」など、人によってとらえ方がまちまちのようです。

 

 「PCR検査を受けた人が増えたから、感染者数が多く検出されただけ」と言わんばかりの有識者もいますが、例えそれが正論であっても一般の人に伝える表現としては不適切な気がしてなりません。

 

 「Go To トラベルキャンペーン」が当初の予定を前倒しして、7月22日からスタートすることになりました。

 

 確かに、経済は大事ですが、増加傾向に転じた今、あえて予定を早めてまでキャンペーンを開始する理由が筆者には分かりません。

 

 あまりにも冷静すぎる都や国や関係省庁のトップの言動や振る舞いをテレビで見ると違和感すら抱きます。「感情を表に出さないのが日本人の美徳」「市民に動揺を与えてはいけない」など、今の状況では詭弁(きべん)にすら思います。感情的な表現をしてでも、感染予防を訴える時ではないでしょうか。

 

 電車内や街中は、マスク姿をのぞけば「新型コロナは過去の出来事」と言わんばかりの光景を多く目にするようになりましたが、新型コロナは未だにワクチンや治療薬が開発されておらず、得体のしれないウイルスであることに変わりはありません。

 

 神経質になりすぎるのは良くありませんが、報告されている最新の感染状況やリスクだけはしっかり把握すべきでしょう。そして、自分自身や大切な人に感染しないための、やりたい事やすべき事の「優先順位」を考えて行動するのが今は大切な時ではないかと思います。

 

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