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新型コロナ、次亜塩素酸水の有効性は?

 アルコール消毒液の転売規制が施行されてから1ヶ月経過しますが、筆者ら鍼師、マッサージ師が治療で使用するような製品は未だに入手困難な状況が続いています。いったい、どこに流れているのでしょうか?

 

 当院はストックにまだ余裕がありますが、必需品なだけにコストも含めて気にならないと言えば嘘になります。特に価格は相変わらず高止まりしています。

 

 ところで、次亜塩素酸水の有効性についての議論はどうなったのでしょうか?

 

 久しぶりにネットで検索をしたところ、相変わらず「新型コロナウイルスの不活化」「人体におよぼす影響(手指や噴霧による吸引の安全性)」については、有識者によって見解が分かれる状況に変わりないようです。

 

 もちろん、厚生労働省やWHOの見解も変わりないように見えます。

 

 とある大手カフェチェーン店や大手百貨店では、次亜塩素酸水を消毒液として使用していました。これは、筆者の憶測ではなく係の人に確認したので間違いないでしょう(筆者は職業がら、アルコール消毒液との判別は粘性、揮発性、臭いでおよそ分かりますが)。

 

 消毒目的の次亜塩素酸水を「使用してはいけない」あるいは「人体に有害」といった明確な「禁止令」が示されていない以上(ただし、希釈濃度には注意が必要)、コストの観点からも業種によってはアルコールではなく次亜塩素酸水を用いたくなる気持ちは理解できます。

 

 アルコール消毒液の入手困難と価格高騰が続くなら、仮に次亜塩素酸水に消毒としての有効性が示されるのならば、筆者も「せめて自らの手指消毒にだけでも使えたら」と思う事はあります。

 

 早く有効性について明確にして欲しいと願っています。

 

(*注意)次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは全く別物です!

 

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当院では次亜塩素酸水を使用していません
当院では次亜塩素酸水を使用していません