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新型コロナ、「消毒液」もいろいろ

 緊急事態宣言の解除後、一部の地域では「感染第2波」への警戒感が高まっています。

 

 マスク着用、手洗い、ソーシャルディスタンスなどは最低限の対策として継続しておくべきでしょう。

 

 それにしても、「アルコール消毒液」の転売が5月26日から法律で禁止されましたが、店頭に並ぶまでには時間を要するでしょうし、ネットショップでの販売価格も下がってはいないようです。

 

 厳格な衛生管理が求められる筆者ら鍼灸師、マッサージ師にとって消毒液は不可欠です。特に鍼の場合は、諸毒液の枯渇は営業休止を意味すると言っても過言ではないでしょう。

 

 ただ、一般家庭では必ずしも不可欠ではありません。メディアは少し煽り過ぎている印象を筆者は抱いています。

 

 消毒液といってもいろいろなものがあり、何(ウイルス、真菌、結核菌、芽胞など)に対して効果があるかは、含有成分によって異なります。また、手指に用いるか、ドアノブなど手が触れる部分に用いるかによっても成分を考えなくては期待する効果が得られないばかりか、人体に有害なものもあるので、いずれにしても使用目的や使用上の注意をしっかり確認する必要があります。

 

 また、含有成分の希釈割合もポイントです。たとえばエタノールの消毒液も含有率を確認しないと本来の効果が得られない場合があります。具体的には約70~78%が効果が高いとされています。すなわち、新型コロナ対策を主目的にする消毒ならば「アルコール成分配合」の文字だけでは、どの程度の効果があるか不明です。

 

 アルコール消毒液による手指消毒方法ですが、乾いた状態でしっかりと乾ききるまで手でこすることです。手洗い後に湿った状態で「ササッと」ではありません。

 

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消毒液は使い分けが大事
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