鼡径部のやっかいな痛み

 鼡径部に痛みや違和感を訴える人は意外に多いものです。

 

 また、股関節通を訴える患者さんを触診したり徒手検査を行うと、股関節というよりも鼡径部だったりすることもあります。

 

 鼡径部に痛みや違和感を生じる疾患には「鼡径ヘルニア」「鼡径部痛症候群(グロインペイン症候群)」などが一例です。

 

 また、筆者自身の経験上、疾患名がつかない股関節の運動にともなう不快な痛みもあります。

 

 どういった症状がみられるかというと、あぐらをかく姿勢をとろうとした時に、足を開く(股関節の動きとしては外旋・外転)と痛みが走ってそれ以上開くことが出来なかったり、椅子に座って足を組む際に、痛む側の足を上にする(股関節の動きとしては内旋・内転)ことが出来ないほど痛むなどです。

 

 日常の生活では、ズボンや靴下を脱ぎはぎする時や寝返りを打つ際に痛むこともあります。擬音を使うと「ピキッ!」とか「ビンッ!」といった表現がふさわしいかもしれません。そして、だましだましで放っておくと、痛み方がひどくなります(あくまでも筆者自身の経験も含め)。

 

 見出しに「やっかい」などと書いた理由は、こういった症状の場合ではマッサージやストレッチや他動的な運動法がしづらかったり、無理にやると逆効果のことさえあるためです。

 

 筆者がおすすめするセルフケアとしては、入浴時に浴槽に使って温まっている状態で、膝を立てて足を開いたり閉じたり(股関節の外旋・内旋)の運動をします。さらにお風呂あがりでまだ体が温まっているうちに、仰向けの姿勢で痛む部分を指で軽くおさえながら、入浴時よりも大きく開いたり閉じたりの運動をします。

 

 ポイントは痛みを感じるほどやってはいけないことです。早く改善させたいからといって無理をしたら逆効果なので気を付けなくてはなりません。

 

 鼠蹊部の痛みはさまざまな原因が考えられます。ですから、まずは整形外科などの医療機関で診察を受けることをおすすめします。

 

 なお、当院では温熱・低周波・鍼・マッサージを複合的に用いた独自開発のメニューで施術を行っています。

 

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