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新型コロナ、SNSは毒にも薬にも

 新型コロナウイルス(COVIT-19)による緊急事態宣言が1カ月程度延長することがほぼ決まったようです(具体的な延長期間は明日に発表されるとのことですが)。

 

 日本は「外出禁止」にはならないのがせめてもの救いではないかと感じる一方で、自己判断の不要不急ならば外出しても良いというのは、それはそれでストレスになっている人もいるようです。

 

 最近テレビを見ていたら、とある異なる番組でSNSの影響力を取り上げていました。一方では嘘の情報が広められて被害を訴える人がいることを、他方では取引先の休業により廃棄処分せざるを得ない納品業者の商品をネットで販売するためのツールとして活用するといった、SNSが持つ有益性と危険性の二面性についてでした。

 

 「そんなこと、今さら言われなくても・・・」と思う人もいるでしょうが、とかく大災害や疫病が生じる時には、特に誤った噂やデマなどが広められやすかったりすることは過去の歴史からも垣間見れます。特にSNSは広まるスピードの速さと規模は、それら過去の事例と比較してもケタ外れであることに筆者は不安を感じることがあります。

 

 先日、NHKのBSプレミアムで放送されたドキュメンタリー番組「ダークサイドミステリー『魔女狩りの恐怖 なぜ人は、隣人を追いつめたのか?』」を観ていたら、現代におけるSNSの怖さを彷彿しました。

 

 また、Yahoo!ニュースでは「サザエさん炎上騒動で考える、テレビの話題に頼るネット報道の問題点(https://news.yahoo.co.jp/byline/tokurikimotohiko/20200430-00175948/)」という記事で、テレビを介したネット報道について、話題の波及について論理的かつ分かりやすく解説されていました。これもまた、筆者にとっては情報伝達の危険性を改めて感じさせてくれる内容でした。

 

 こんな時期だからこそ、他人を貶めるようなデマや憶測をSNSで流す人はもってのほかですが、確認もせずに無責任に拡散(リツイートなど)する側も同等の責任を負う事を認識する必要があるでしょう。そして、内容によっては罪になり兼ねないことの認識も必要です。

 

 SNSの活用も、裏付けの無い親切心や過剰な正義感は禁物ではないかと筆者は考えます。

 

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