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睡眠と笑いが健康のもと

(2020/02/03) 

 感染拡大が続く新型コロナウイルス(COVID-19)ですが、今現在のところ収束の見通しが立っていないようです。市中感染の疑いも浮上してきていて、テレビ番組も時間帯によってはどのチャンネルもコロナウイルスの話題ばかりです。

 

 耳に入れたくはないけれども、最新の情報をキャッチしなくてはいけないので無視はできません。まして、筆者のような医業関連従事者ともなればなおさらです。

 

 しかし、「マスク着用は意味が無い」と言わんばかりの有識者、「5月になれば落ち着いてくる」と楽観視する大学教授など、情報が溢れているうえに複雑かつ発言者の見解も微妙に異なるように聞こえるため、もはや専門家が言う「正しく恐がる」が何かすら分からないという人もいるのではないでしょうか。

 

 筆者が自身の母親や患者さんから「いったい、今はどうするのが予防にいいの?」と尋ねられる時に決まって答えるているのは、「しっかり睡眠をとり、笑うこと」とアドバイスしています。

 

 ただし、睡眠は午前0時前に就寝するようにし、昼寝は夜の睡眠に支障をきたさないように短め(30分程度)にすること。笑いは「ネタ」がなければ口角を上げるだけの顔だけの「つくり笑い」でもいいと言っています。

 

 免疫力を高めるために発酵食品が有益だとか適度な運動を心がけるなど、食事や運動ももちろん大切ですが、高齢者や腰下肢に不調を訴える方の場合、そもそも食事や運動が制限されてしまっていることがあります。

 

 また、「あれもこれもしなくては」だと、それだけでもストレスになってしまいます。

 

 睡眠と笑いならば、誰でもできるのではないかと筆者は考えています。睡眠と笑いが人体におよぼす免疫力の向上や細胞の活性化などで、どのような効果が期待されるか、医学的あるいは科学的にもさまざまな研究が行われていて、論文や書籍も多く存在します(インターネットで検索しても、有識者の報告を簡単に見つけられます)。

 

 このブログでは、それらの裏付けや機序を紹介しつくせないので省略しますが、決して筆者独自の考えだったり、当てずっぽうで述べているわけではありません。

 

 無理なく出来るどころか、率先して継続させたくなる「健康法」こそ睡眠と笑いではないかと筆者は考えます。

 

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