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美と健康にプロテオグリカン、1g3,000万円だった!?

 美容鍼の術式は治療院や施術者によってさまざまだということはこれまでにもブログで紹介してきました。その中でも、美容成分を含む素材を施術に用いる術式も見かけるようになってきました。

 

 筆者は大変喜ばしいことだと考えています。鍼灸師といえども「美容」を謳う施術を行う以上は、美容成分の知識を深めることは大切だと思います。

 

 プロテオグリカンはヒアルロン酸、コラーゲン、ビタミンCなどに比べると、少し知名度が低い美容成分のひとつかもしれません。

 

 プロテオグリカンの特徴は美容効果はもちろんのこと、青森県の産学官共同プロジェクトによる研究と開発がもたらした「県もバックアップする美容成分」ということで知られている珍しさにあると筆者は思っています。

 

 見出しにも書きましたが、かつては1グラム3,000万円相当になる、抽出・製造が難しい貴重な成分だったそうです。

 

 開発ストーリーや功績・効能については、青森県庁のホームページ(https://www.pref.aomori.lg.jp/sangyo/shoko/aomoriPG.html)をご覧いただければと思います。

 

 また、「奇跡の新素材プロテオグリカン (発行:小学館101新書/著者:かくまつとむ)」という本も販売されているので、興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか(美容法や活用法といったHow to本ではありません)。 

 

 プロテオグリカンにはヒアルロン酸に劣らない保湿力があるとされています。

 

 コラーゲンやヒアルロン酸の生成にも作用するというので、ただの保湿成分とは一線を画すようです。また、医療現場では関節痛などでも用いられる成分のひとつになっています。

 

 新しい細胞の生成を促すEGF(成長因子)に類する作用もあるという研究報告があったり、実験段階とはいえ免疫の抑制効果に期待が持てそうな結果も確認できたということで、まさにさまざまな効能と効用の可能性を秘めているのではないでしょうか。

 

 プロテオグリカンは「健康と美」、超高齢社会における「QOLの維持と向上」への貢献に期待を寄せられる成分の一つに加わるのではないでしょうか。

 

 プロテオグリカンの原液あるいは含有化粧品は数多くありますが、選び方のポイントに抽出・製造方法があるそうです。

 

 ちなみに、青森県の産学官共同プロジェクトの「学」を担った弘前大学が開発した技術で抽出・製造されたものには「あおもりPG」なる認証が与えられているそうです。

 

 これもまた、興味がある方は青森県庁のホームページをご覧になってはいかがでしょうか。

  

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*リライト:2020年5月9日