美容のための肌メンテナンスは、継続させることが大切です。誰でもいつでも手軽に出来る方法といえば、マッサージや美容液などではないでしょうか。
スキンケア商品に含まれる成分でよく目にするものにビタミンC、セラミド、コラーゲン、プラセンタ、エラスチン、プロテオグリカンなどがあります。どれが重要かというよりも、どれも欠かせない成分と捉えた方がよいでしょう。
セラミドは皮膚の最表面にある角層(角質層)に多く存在し、水分保持による保湿やバリア機能にはたらくと考えられています。
エラスチンは真皮層に存在し、肌の弾力性に作用する役割があると考えられています。
コラーゲンも真皮層に存在し、弾力やハリを生み出す働きがあると考えられています。ヒアルロン酸と比較して分解に時間を要するという研究報告があります。真皮層を構成する成分割合が高く、不足するとシワやたるみに影響するとも考えられています。
ヒアルロン酸は保水力が高い事で知られています。代謝性が高いためコラーゲンと比較して分解が速いという報告もあります。ヒアルロン酸が減少すると肌のうるおい不足が顕著に現れやすいともいわれています。
セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸はいずれも皮膚の保湿に重要な役割りをすると考えられています。
プラセンタは主に哺乳類の胎盤由来の成分で、保湿、バリア、抗酸化、細胞の活性化などに効果が期待できると考えられています(植物性や海洋性などと呼ばれるものもありますが、詳細は専門サイトなどをご覧下さい)。
プロテオグリカンは細胞の成長・増殖・再生に作用するということで知られています。また、ヒアルロン酸にように保水性が高いと考えられています。エイジングケアの効果に期待があると考えられています。また、ヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促すとも考えられています。
ビタミンCは酸化の抑制に作用することと、メラニン抑制に期待できると考えられています。美容製品には「ビタミンC誘導体」として配合されていることもあり、主に肌荒れやシミの改善にもつながると考えられています。
また、「美白効果」を宣伝文句に謳う美容商品には「ビタミンC配合」を目にすることがあります。
経皮的に浸透させるか経口的に摂取するかなど、効率的な摂取(吸収)方法は成分によって異なるうえに、体質によっても向き不向きがあるので、いろいろ試してみてはいかがでしょうか。
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*リライト:2020年5月4日