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美容鍼と美顔器と顔エステ

 超高齢社会を迎えている日本では、QOL(人生・生活の質)の維持と向上への関心が高まっています。

 

 QOLの中心にあるのが健康と美ではないかと筆者は考えています。

 

 「健康であれば美を意識し、美が健康状態を映し出している」と筆者は考えのもと、当院の施術メニューに美容鍼・美顔鍼を取り入れ、なおかつ定期的に通いやすくするために、業界的には低めの価格に設定していると思っています。

 

 美容鍼・美顔鍼と家庭用美顔器と顔エステについて、効果や経済性について質問されることがよくあります。ここから筆者の持論になりますが、どのような方法であっても、健康も美容も継続させることが大切だと考えています。

 

 「一度の施術で半永久に」を期待するのであれば、美容整形外科・・・と言いたいところですが、美容整形外科であっても施術部位や術式によっては、メンテナンスをおろそかにすると効果の保持期間が短くなり、年齢を重ねたら新たに手を加える必要性が生じることもあると言われています。

 

 いずれにしても、メンテナンスフリーで健康と美を保つことは、むずかしいという認識が大切です。

 

 「成長因子の賦活、細胞の活性化、血液やリンパの循環促進といった、解剖学や生理学を基礎にした医療的な観点による施術で、リラクゼーション効果も期待できる」といった点で、美容鍼・美顔鍼は優れていると筆者は考えています。

 「人の手によるマッサージやリラクゼーション効果」を最大限に味わいたいのでしたらエステがいいでしょう。

 「とにかく経済的に」であれば家電量販店で販売されている家庭用美顔器にもよくできているものが増えています。

 

 美顔と言っても人によって、たるみ、シワ、リフトアップ、むくみ解消、ターンオーバー促進、など目的や期待する効果はそれぞれです。

 

 また、美顔器は美顔器で超音波、低周波、マイクロカレントなど、目的によって機器が異なりますが、数年間にわたって「好きな時に好きなだけやれる」という長い目でみれば、複数の機器を揃えても経済的にメリットがあるかもしれません。

 

 「他人に施術してもらう気持ち良さ」「雰囲気や施術者とのコミュニケーションを楽しむ」などは、”別次元”の満足感を得られるため、それはそれでストレス解消やQOL維持・向上につながると思います。

 

 「エステ+美顔器」のメニューは今や当たり前になっていますが、最近では「美容鍼+顔エステ」「美容鍼+美顔器」「美容鍼+顔エステ+美顔器」のメニューを提供する施術所も増えてきました。

 

 気をつけなくてはならないのは、肌の状態や肌質には個人差があるという事です。評判が良いから自分に合うとは限らないですし、自分に合わないから良くないといった、短絡的な評価も好ましくありません。

 

 湿疹、かぶれ、内出血など、スキンケアには個人差によるリスクがつきものと考えなくてはなりません。それは、上述の美容法に限らず、市販の化粧品などに記されている「注意書き」も同じです。

 

 「人生100年時代」とも言われる現代、自分に合った美容法や健康法を見つけると、より一層QOLの維持・向上との向き合い方が前向きになるのではないでしょうか。

 

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*リライト:2020年4月5日