· 

スキンケア、商品選びは慎重に!

 乾燥する時期は、美容とともに掻痒などのトラブルを軽減する目的で肌のメンテナンスが大切です。

 

 この時期、ドラッグストアには沢山の種類のスキンケア商品が陳列され、とりわけ「ハンドクリーム」「美容用クリーム類」がカゴ売りの特化商品になっていたりします。

 

 明らかな発疹や炎症を伴う場合などは、皮膚科の先生に相談することをおすすめします。なぜなら、原因や症状によっては悪化させてしまう場合もあるからです。

 

 また、顔面部のスキンケアは、美容を強みにする皮膚科の先生もいるので、そこで相談するといいでしょう。

 

 ドラッグストアで手に入るスキンケア商品は目的によって使い分けたり、メーカーや製品で好みが分かれたりしますが、おおまかにどのような分類があるか知ったうえで、部位によって使い分けるのも効果的かもしれません。

 

 油脂性の「軟膏」にはワセリン、パラフィン、オリーブ油、プラスチベースなどが基剤として用いられることがあります。基剤とは薬剤の浸透を助けるものですが、冷却、潤滑、保護、軟化、止痒などの作用も持ち合わせることがあります。

 

 油脂性は比較的刺激が低く、皮膚の保護作用や軟化、消炎作用があるとされています。ベタつき感が苦手だったり、何かしらの作業で滑り感が残るのが好ましくない場面の使用には向いていません。

 

 乳化剤が使われている軟膏には「クリーム」とか「油中水型乳剤性軟膏」などと呼ばれる事があります。コールドクリームは油中水型乳剤性軟膏に分類されることがあります。

 

 油脂性軟膏に水分の微粒子を含ませたものが油中水型乳剤性軟膏、その逆がクリームといった分類を詳細にする参考書もあります。

 

 ゲルはポリビニルアルコールやハイドロゲル類を用いたものです。乾燥すると薄い膜を形成します。さらに溶媒が多くなるとゼリーと称されることがあります。

 

 ローションは主に水に薬剤を混ぜたもので、水分が蒸発した後に皮膚に残った薬剤がその効果をもたらします。そこへ乳化剤が用いられる乳剤性ローションや発揮性アルコールを用いたアルコール剤などもあります。

 

 かかとや手掌など角層の厚い部位よりも顔面などの皮膚が薄い部位のほうが含有成分や薬剤が浸透しやすく、また、びらんや潰瘍など角層が障害されている場合も吸収しやすくなるので注意が必要です。

 

 肌がふやけて角層中の水分量が多くなっている部位は、細胞間隙も広がっているので薬剤の吸収が良いので、症状や薬剤によってはお風呂上がりの塗布が効果的な場合があります。

 

 乾燥すると肌のバリア機能が低下し過敏になります。掻痒感が生じて掻きむしってしまい、肌を傷つけてしまいこそから雑菌が入り込んでしまうこともあるので注意が必要です。

 

【関連リンク】

芸能-スポーツ

頭痛-首こり

ヒント-生活の質の向上

腰痛-肩こり

美容鍼