可動域の目安、知ってていいかも

 関節の動きを客観的に計測することは、損傷が考えられる部位を推察したり治療方針を立てるうえで大切なことです。また、リハビリテーション、理学療法、治療の経過観察など多くの場面で参考にします。

 

 骨格、筋肉のつき方、スポーツ経験などの個人差があるため、参考数値はあくまでも”参考程度”ではありますが、目安と言うものが存在することは知っておいて損することはないものです。

 

 計測する基準点や基準軸などの詳細については端折りますが、ざっくりとした関節の角度を一部紹介します。

 

・頸部の動き    :回旋40度、側屈50度、屈曲60度、伸展50度

・腕の動き(肩関節):屈曲180度、伸展50度、外旋60度、内旋80度、水平屈曲135度、水平伸展30度

・肘の動き     :屈曲145度、伸展5度

・股関節      :屈曲125度、伸展15度、外転45度、内転20度、外旋45度、内旋45度

・膝関節      :屈曲130度

・足関節      :底屈45度、背屈20度、外がえし20度、内返し30度、外転10度、内転20度

 

 書籍によって微妙に数値が異なっていたり、「〇度~△度」といったキャパシティをもたせる場合もあるため、上述はあくまでも参考程度と捉えて下さい。

 

 部位によっては、計測するためには他の人の協力が必要になりますが、正確性に欠くものの鏡を使って自分で確認すれば、「自己コンディショニングチェック」の参考にもなるでしょう。

 

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