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脊髄終糸症候群の腰痛症状

 腰痛の原因はさまざまで、画像検査により原因が推測できるものもあればそうでないものなどがあります。

 

 脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、すべり症といった、よく耳にするものもあれば原因不明の非特異的といった原因が特定できないものなどがあります。

 

 あまり知られていない原因に脊髄終糸症候群があります。どうやらテレビの健康番組でも取り上げられたことがあるらしく、「聞いたことがある」という患者さんもいました。

 

 脊髄終糸とは脊髄と尾骨をつなぐ組織で、脊髄の過剰な伸展を防ぐ役割を担っています。靭帯をイメージするとその役目をイメージしやすいかもしれません。

 

 症状は神経障害性の痛みで腰椎椎間板ヘルニアなどに似ている症状があらわれるとされています。椎間板ヘルニアなどの神経性の痛みでも神経根症状と馬尾神経症状では症状の現れ方が微妙に異なるように脊髄終糸症候群にもそれなりの鑑別方法があると考えられています。

 

 特に脊髄終糸症候群の特徴では「膀胱直腸障害があらわれやすく、多くの方に頻尿が確認される」という報告もあります。

 

 一言で腰痛といっても症状の現れ方は違いますし、痛み方や痛む場所も表現が難しいことがあります。

 

 患者さんには本やインターネットで情報を収集し「症状が似ているから、私は○○かもしれない」といって当院を訪れる方もいらっしゃいますが、そういった思い込みや信じ込みは禁物です。「おかしいな?」と感じたら、まずは医師に相談することをおすすめします。

 

 医師から「異常が見当たらない」と言われたり、理学療法を受けても改善しなければ、鍼灸師やマッサージ師に相談するのが望ましいです。なぜなら、本やインターネットの情報は一般論が多く、臨床的には異なるケースは少なくありません。

 

 特にテレビ番組は少し大げさに感じることが多々あります。まあ、用心に越したことはありませんが「ドキッ!」とすることもあります。筆者の母も「最近の健康番組は脅かしすぎ」と言って怖がっています。

 

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