「鼻炎」の自己診断にご注意

 いつも鼻がつまった感じだったり、カゼをひいたわけでもないのによく鼻水が出るなどの症状で、耳鼻科で診てもらったわけではないのに自分で「鼻炎」と診断している人がけっこういます。

 

 耳鼻科で鼻炎と診断される人には、医師から急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎と告げられたことがある人もいるのではないでしょうか。

 

 急性副鼻腔炎は、上気道や鼻腔(頭蓋骨の構造上でできる洞)の炎症に続発することが多い。また、鼻中隔など解剖学的(形状的)に、炎症を起こしやすい場合があるとも考えられています。さらに、歯からの感染で生じるものに上顎洞炎と呼ばれるものもあります。

 

 症状としては膿を含んだ鼻水、鼻づまり、後鼻漏などがあります。重症化すると副鼻腔周辺に痛みを訴えたり、視力や眼球運動にも影響を及ぼすことがあるという報告もあるため、あなどってはいけません。

 

 慢性副鼻腔炎は急性から移行するもので、小児期はインフルエンザ菌や肺炎球菌、成人すると黄色ブドウ球菌や緑膿菌によるものが多いとされています。急性の症状に加え、頭痛や嗅覚障害などの随伴症状があらわれることもあります。

 

 鼻出血症では特発性と症候性に分けられます。特発性とは鼻をいじったり、鼻をかむなどして刺激を加えたり、乾燥などの環境要因から鼻の粘膜を損傷して生じます。症候性は副鼻腔の腫瘍、高血圧、外傷、白血病などの原因疾患がある場合です。鼻腔につながる主な動脈には外頸動脈と内頚動脈があり、特に外頸動脈が大半を占めます。

 

 これらの血管が吻合する、特に鼻腔の前下方は粘膜が薄いため(キーゼルバッハ部位)、指などですこしひっかいただけで出血してしまいます。

 

 「慣れっこ」にならず、医療機関に相談することをおすすめします。また、一時的でいいから緩解させたいと願う人には鍼治療による効果も期待できます。

 

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