正常な「歩行」のめやす

 歩行と走行は早さの違いだけではなく、両足が地面から離れるタイミングの有無も区別の要素になります。スポーツの競歩をみてもらうと分かりますが、歩行は両足が離れることはありません。

 

 正常な歩行には周期があります。1歩とは、片側足の踵が地面に接地してから体側足の踵が地面に接地するまでのこと。1サイクルとは、片側の踵が地面に接地してから、再び同じ足の踵が地面に接地するまでのことで重複歩ともいいます。

 

 歩幅とは1歩の距離のことで、片側のつま先(または踵)から、対側のつま先(または踵)までの距離です。

 

 歩隔はあまり聞き慣れないかもしれませんが、両足の間隔のことです。一般的に5〜10センチが目安とされています。

 

 歩行の1サイクルには、片側足だけに目を向けた時に、地面から離れている期間を遊脚期、地面に接している立脚期があります。なお、両方の足が地面に接している状態を二重支持期といいます。すなわち、二重支持期が無くなるということは、歩行ではなく走行になるのです。

 

 歩数にも目安があります。1分間に約110歩で歩行距離は60〜80メートルとされています。

 

 さらに、最もカロリー消費量が少なくなると考えられている速度があります。それは時速3マイル(約4.8km)で、さらに毎分100メートルの速歩は適度な運動強度と考えられているという報告もあります。

 

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