栄養摂取と体調管理

 「栄養がある物を食べている?」「しっかり栄養を摂りなさい!」などは、親子の会話でよく耳にします。

 

 「栄養」とは生活を営むために食べ物を摂取して利用する過程のことであり、取り入れる物質を「栄養素」とされています。

 

 食べ物は体内で分解、消化、吸収の過程を経て代謝(処理)することで体をつくったり、エネルギーを産生しています。「代謝」とは、栄養素を体の成分にする「同化」、分解する「異化」の両者をあわせたものです。

 

 では、栄養の摂り過ぎとはどういう事でしょうか? 筆者は栄養学を専門にしていないので「栄養の過剰摂取」についての定義は専門家にまかせるとしまして、広義では結果的に「塩、コレステロール、糖など」の過剰摂取につながる栄養素の摂取を意味しているのではないでしょうか?

 

 すなわち「食事に気をつける」とは「栄養に気をつける」とほぼ同義で考えて間違いではないと筆者は考えています。

 

 食事に気をつける基準として、生活習慣病の予防をひとつの目的にした「食事摂取基準」というものがあります。また、日本における食事摂取状況を判断するひとつに「国民健康・栄養調査」というものもあるので参考にするといいのではないでしょうか。

 

 自分で簡単にできるエネルギーのバランスをはかる指標のひとつにBMI(肥満指数)があります。

 

 計算式は 体重(kg) ÷ {身長(m) X 身長(m)}BMI(kg/㎡) なので簡単に算出できます。

 

 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると目標範囲は、18~49歳で18.5~24.9(kg/㎡)、50~69歳で20.0~24.9(kg/㎡)、70歳以上で21.5~24.9(kg/㎡)などとなっています。こういった基準値を参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

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