つい先日(2019年8月29日時点での)、一部の花粉症治療薬について「医療保険の適用から除外し全額自己負担にすべき」との提言を健康保険組合連合会(健保連)が取りまとめたと、多くのメディアが報じました。
花粉症に苦しむ人にとっては重大なニュースではないでしょうか。医療費削減が最大の目的のようですが、他に案はなかったのでしょうか?
花粉症は春先から初夏にかけて発症する人が多いですが、一年中悩まされている人もいます。
中医学で花粉症は「鼻鼽(びきゅう)=アレルギー性鼻炎」のひとつとも考えられています(病因としては、必ずしも花粉によるものだけに限らず、疲労や飲食物(偏食やダイエットなど)によるものも含まれると考えられています)。
特に鼻に症状があれば肺、目に症状が現れれば肝、呼吸器系にも症状が伴えば肺に問題があるとされています(ちなみに、東洋医学でいう「肺」「肝」と臓器とは関係ありません・・・説明すると長くなるので、ここでは省略させていただきます)。
東洋医学を基礎にする鍼治療では、各々の症状や病因に見合う治療方針を立てて施術をすると同時に、ツボの性質(穴性)などの観点で治療を行う場合があります。
特に鼻づまりの症状が出ていると呼吸も苦しくなり、一刻も早く、一時的でもいいからとにかくどうにかして欲しいと願う人も少なくありません。
そんな状況ではどのようなツボが選ばれるかというと「迎香」「鼻通(上迎香)」「印堂」「合谷」などが知られています。
もしも将来、花粉症治療が「全額自己負担」なってしまうのであれば、それなりに「自己防衛策」を考える必要性が迫られるかもしれません。そんな時に、東洋医学のノウハウを取り入れてツボ治療、鍼治療を検討してみてはいかがでしょうか。
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*リライト:2020年2月24日