脱水状態、見逃さないための予備知識

 体液の働きには「体温調節」「栄養や酸素の運搬」「老廃物の運搬」などがあります。

 

 脱水状態になるとさまざまな臓器に影響を及ぼします。脳に影響する症状としてはめまい、立ちくらみ、頭痛、集中力低下、記憶力低下ずなどがあります。

 

 消化器への影響としては食欲低下、悪心、嘔吐、便秘、下痢。

 

 筋肉には筋肉痛、こむらがえりなどにあらわれます。

 

 脱水状態になりやすいのは子供や高齢者です。

 

 子供の場合には体重あたりの不感蒸散が大きいことあげられます。不感蒸散とは肌や呼吸から失われる水分のことなので、身体を動かさなくても身体から出ていく水分です。

 

 高齢者の特徴としては、筋肉量が少なくなっているため、体液を蓄積する量が減ってしまうのです。さらに、飲食量が減少するとそもそも水分の摂取量が減ってしまうのです。

 

 脱水を他覚的に早期に察知する方法には「手足の冷え」「舌の渇き」などがあります。特に子供や高齢者で気を付けないといけないのは、本人に自覚症状が現れた時は、およそすでに脱水状態に陥ってしまっていることが多いのです。

 

 暑い日は、日傘や扇子も大切ですが、何よりもいつでも水分を摂取できるように水や経口補水液を携帯しておくのが良いです。特に脱水している時は電解質も一緒に失っているので、スポーツドリンクや経口補水液の方がおすすめです。

 

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