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美容鍼の「えらび方」

 美容鍼を施術メニューに入れる治療院が増えました。

 

 数年前までは「美容目的で顔に鍼をするとは何事か!」というベテラン鍼灸師もいましたが、最近は少なくなった気がします。鍼灸業界的にも美容鍼に対する認識が大きく変わったのではないでしょうか。

 

 美容鍼の施術料金は1回(約1時間)1万円以上するのは当たり前でしたが、最近では1万円を切る治療院が増えています。

 

 健康も美容も一朝一夕とはいかず、定期的に継続して受けることが大切ですから、経済的な負担が軽減されることは歓迎すべきでしょう。アロマやデコルテマッサージなどの付加サービスも求めるのであれば、それなりの金額が乗ってしまうのはやむをえません。

 

 はじめて美容鍼を受ける人は何を基準に施術所を選ぶと良いか、筆者の個人的な考えを述べます。

 

○痛くない施術を受けたい

 「痛み」は自覚なので、他人が「痛い・痛くない」の程度を判断することはできません。少なくとも、皮膚に鍼が刺さるわけですから・・・。「無痛鍼」「痛くない鍼」を宣伝文句にする施術所もありますが、何を根拠にしているか筆者には分かりません。いずれにしても、予約する前に問い合わせて質問するといいでしょう。

 

○リラク感覚で受けたい場合

 施術内容や院長プロフィールをチェックするといいでしょう。エステの要素を付加サービスにする施術所の場合、施術の流れに「○○マッサージをします」などの紹介を加えている事が多いです。また、施術者が「エステティシャン」「アロマセラピスト」などの美容関係従事者であることもアピールしている場合があります。

 

○待合室で他人に会いたくない

 プライバシーを守りたいという人は多いです。予約制の施術所であっても問診票や同意書を書く場所は「待ち合い室」というところも少なくありません。「個室完備」であっても順番待ちは待合スペースなので、そこで他人に出会ったりもします。芸能人や政財界のご夫人などが利用する施術所が、当院のような住居用マンションの一室だったりすることがあるのも、そういった理由だったりもします。

 

○仕事前に施術を受けたい場合

 女性の場合、パウダースペースが設置されているかチェックするといいでしょう。

 

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*リライト:2020年2月9日